利し、他人も利し、すなわち共存共栄の精神に立ってその営業に専念することが商人道の真骨頂である」との先人の言葉こそ丸紅グループの原点と考えておられます。そして自己のみならず、すべてのステークホルダーの利益のために、知恵を絞り、汗をかき、地に足をつけ、社会や環境と調和した事業活動を行うことが、企業の持続的成長につながるものと信じておられます。
引き続き、教化部長・葛原敏雄先生のご講話がありました。先生は、この勉強会で満1年となった機会に、今日は総括的なお話をしたいと言われました。また、この1年間の実践体験を書いて提出してほしいとも言われました。
今まで、成功実例を紹介してきたが、是非まねてほしい。また、信仰は継続してこそ、ホンモノとなるのですと述べられました。まさに「継続は力なり」です。
経営にとって一番大事なことは、一人ひとりの奥底の「心の在りよう」です。思いが正しいか、正しくないか、どういう心で取り組んでいるのか、自分が使命感を自覚しているのかいないのか、会社・人が必要とされているのかどうか、それが問題であります。ですから、今回は「心の問題」をとりあげたいと言われまして、先日の繁栄ゼミナールでの生長の家参議・三好雅則先生の「繁栄は心から」(『七宝の塔』2010年2月号、3月号参照)を引用され、「飛行機でも、離陸する時も着陸しる時も、機首はきちんと上を向いております。」これと同じように、経営姿勢が大切だということを強調されました。
それには、「繁栄とは何か」「富とは何か」を正しく認識しなければならないということです。
「富の本質」とは「『知恵』と『愛』と『生命力』の結晶であり、目には見えない心的存在である。」だからこそ「富」は無限なのです。富の源泉は心にあります。例えば、お客様のために何をさせていただくかは心の姿勢です。
心に無限の富を築くには心の構造を知ることが必要になります。端的に言って、「明るい肯定的な言葉を発することが大切で・・明るい表情、深切な行動、明るい想念と言葉、これらが揃った時に、やがて成功が訪れる」のです。と言いますのは、潜在意識は「現実とイメージを区別しません。」ですから、今富んでいなくても、成功していなくても、とにかく成功のイメージを描き続け、明るい肯定的な言葉を「口癖」にすれば、それが潜在意識に入り、願いが実現することになります。潜在意識の奥底には超在意識があって、それは神仏の入り口なのです。そこにまで思いが達すれば神仏の導きを得ることができます。そうなるには、心の浄化が不可欠で、神想観などにより、実相の開発が大切です。
繁栄の黄金律は「与えよ、さらば与えられん」です。まず、愛を施すことが、「与えられる」前提です。内からほとばしり出る和顔愛語・讃嘆愛語、深切な行動(真のサービス)が必要な所以です。
葛原先生は、佐藤伝さんの体験談「無条件の『ありがとう』が言える幸せ」を紹介されました。「当り前に感謝」「自分自身に感謝」出来る人が本当の幸せな人なのだということです。
私たちの遺伝子には、先祖のした最も善きものが蓄積されているのです。つまり、問題を解決できる能力を祖先が与えてくれているのです。それを自覚し、感謝することから、能力が開発されてきます。ありがたい心になると、ありがたいことがやってきます。明るい優しい、思いやりが成功した創業者の心です。その「心の影」として繁栄したのです。これは「同類親和の法則」です。治病も繁栄もみな法則のしからしむるところです。知っていても、それを信じられず、「まあ、むりだなぁ」と思えば、繁栄も成功も不可能です。私たちは、真理・法則を信じて、”Yes,we can!”でまいりましょう。葛原先生、ありがとうございます。 (文責・汲田克夫)