5月23日(日)、奈良商工会議所にて、経営勉強会が行われ、30名が参加しました。
冒頭、田中久雄会頭が挨拶され、その中で株式会社イシダが紹介されました。
「株式会社イシダ」は、近江商人の流れを汲む、計量システム機器の大手です。1893年(明治26年)、イシダの前身となる民間初秤のメーカー「石田衡機製作所」が京都で創業し、以来業界のパイオニアとしてたゆまざる事業革新に取り組んでおられます。「人々に喜ばれ、社会にお役に立つ」存在、その姿こそがイシダの企業理念「世の適者」なのです。急速に進歩する時代の中でそのテンポに遅れることなく、「皇寿の青年企業」として世の公器の姿を貫いておられます。
次に教化部長・葛原敏雄先生からご講話をして頂きました。
先生が今まで紹介された方々に共通している点が2点あると言われました。第一は、ご自身が思っていた以上の存在であることに目覚められたこと、第二には会社は私物ではなく社会の公器であり、社会全体とともに繁栄するものだ、会社経営を通して社会へのご恩返しをするとき会社も繁栄することがわかられたということです。光明思想をもって小さな自分から大きな自分へと自己変革し、与えれば与えられる、出せば出すほど入って来る、協力者も得られることを自覚されていかれました。
谷口雅春先生のご著書『真理』第4巻の第11章「想念は如何にして運命を創造するか」をテキストにされ、「心に描くことが形にあらわれる」し、運命にあらわれるという原理をお話下さいました。第12章「言葉は如何に運命を創造するか」で「皆さん声を出さずに、言葉を云って御覧なさい。すると吾々は心にある想念を起すでしょう。その想念がコトバなのです」(178頁)。先生は「コトバを出していくと心があとからついてくる」と云うことを強調されました。要するに、「コトバを正しく遣うと、心が変わる」ということです。コトバと心は一体だということです。「儲ける人」とは文字通り「いいコトバを遣う人」のことです。日常、「ありがたいなぁ」、「しあわせだぁ」、「うれしいなぁ」、「健康だなぁ」、と口癖にしていると心がそうなっていくわけです。コトバを遣って「幸福上手」「喜び上手」「明るさ上手」「感謝上手」の人になりましょう!と、ご提案下さいました。
心はみな共通で自他一体です。ですから、お客のニーズはどこにあるかを知りたかったら、自分が真にしてほしいことを自覚すればいいのです。
次に先生は、栄える会の『七宝の塔』5月号に掲載された中村全博・栄える会会長の「地域社会に繁栄の原理を宣布する栄える会」を詳しく紹介されました。中村会長は、「なかなか幸せになれず、繁栄できない人々が多い」のは、「幸福とは如何なるものかを知らない」「心の法則を知らない」からだ、「心の法則を知らずに人生を過ごしていると、必ず出て来るのが人生の四苦八苦」だと言われます。赦せない人を赦すことから、つまり自分の心を変えることから、中村会長の自己変化が始まっています。まず、早朝の神想観、そして「ありがとうございます」を一日一万回唱える、職場での笑いの練習をする中で、不仲だった板前さんも心を開き、職場の雰囲気がガラっと明るく変わったのです。「要するに、自分の心を変えて行けばいいのです」と中村会長は体験を語っています。そして「もっと人が喜ぶことはないか、もっと地域に役に立つことはないかと絶えず考えていて、とても心が豊かです。だから人も物も良きアイディアもどんどん集まって来る」「何か問題があったら、絶対に現象を見て直そうとしないで、自分の心を顧みて、心の波長を神様に合わせること。そして、問題に気づき、自分の心を訓練して、本来の素晴らしい姿をイメージする。この3つでいいんです」と言われます。そこから、中村会長の「愛行」、特にお客様に「絶句レベル」の感動を与えるサービス、祝福行、「小樽寿司屋通り会」を作ってお客様を集める、「“北海道”千年の森プロジェクト」という植林活動などが展開されていきます。
最後に、『七宝の塔』の同じ号に掲載された村上和雄先生の「毎朝の祈りが私の研究の原動力」を紹介して下さいました。村上先生は、毎朝の祈りを通して「信仰と科学という両者が私の中で共存した」「祈る心と科学する心が見事に調和した」「科学の世界で神様の働きを見た」ことに感謝しています。
葛原先生は、目が覚めると、自然に「ありがたいなぁ」「幸せだなぁ」というコトバが出てくるそうです。そうすると、心がやすらかになる。コトバのあとに心がついてくるのです、と繰り返し強調され、私たちの実践を促されました。 葛原先生、ありがとうございます。 (文責・汲田克夫)