6月20日、奈良商工会議所において、経営勉強会が開かれ、25名が参加しました。
冒頭、田中久雄会頭が挨拶され、その中でヤマサ醤油が紹介されました。
ヤマサ醤油(千葉県銚子市新生町 資本金3億7500万円 売上げ505億円 12代目浜口道雄社長)は、1645年(正保2年)の創業以来、360年以上の醤油づくりを通して貫いてきた「品質本位」の理念のもと、数多くの商品を送り出してまいりました。
浜口梧陵(七代目は浜口儀兵衛)にまつわる逸話に「稲むらの火」があります。1854年12月24日夕刻にマグニチュード8.4の大地震が発生。大津波の前兆を感じた梧陵は、紀州廣村にある丘の上の稲むらに火を付けて目印にし、闇夜のなかで村人を救った。さらに浜口梧陵は地震後に私財を投じて高さ5メートル、全長650メートルの防波堤を建設し、徳積みをされました。
ヤマサ醤油は、1994年アメリカのオレゴン州にしょうゆ工場が完成・稼働し、国内はもとより世界に向けてのグローバルな取り組みも進行しています。 ヤマサ醤油の経営理念は、「社会に存在価値のある企業」であり、業界首位のキッコーマン醤油の追撃に余念がないです。「社会の変化・要求に対応できない企業は存在価値を失う」というのが浜口12代目社長の持論であります。 時代の流れへの敏感さと使命感は、浜口梧陵以来の伝統になっているようです。
教化部長・葛原敏雄先生のご講話の要旨は次のようでした。
会社の繁栄も自他一体の考えを持つこと、「共存共栄」で同業者も繁栄したら良いと考えることが大切です。自分だけの会社の繁栄は続きません。倒産するにはそれなりの原因があります。そのことにも感謝して反省することです。感謝していれば、感謝に値するものが必ず出てきます。
信仰には「直心(じきしん)」、素直であることが大切です。やっただけのことが出てくるのです。「蒔いた種は生える。蒔かぬ種は生えぬ」です。それが“現象顕現の法則”です。「人々の利益のために奉仕する愛行」を実践すれば、それが「蒔いた種」となり、やがて発芽して、自分の実生活にも豊かな富が実現することになります。
「現実にはまだ完全ではない」ことも多い、しかし既に完全であると毎日祈り言葉の創造力で、明るい心で努力すると、知らず知らずと完全さが顕われてくるでしょう。苦しい時こそ、今日一日だけでもの心で神の御心に合わせたいものです。
信仰とは自分がこの世で何が出来るか、それを見つめて実行することです。まことにシンプルなものです。
更に繁栄の体験者の実例を資料にもとずいてお話下さいました。
大阪市の白川靖洋さん(白川工務店代表)は、父の仕事を継ぎ社長に就任しましたが、バブル崩壊後の市況は厳しく、過労とストレスで一睡もできず、呼吸も普通に出来なくなる程心身のバランスを崩してしまいました。そんな時、姉に連れられて宇治別格本山の練成会に参加し、人生が一変しました。今まで気力・体力には自信があった白川さんは、心のあり方まで鍛えることはありませんでした。人に対する思いやお金の不安で、心がバラバラになっていたことに気づきました。「しかし、人間の実相とはそんなものじゃない、完全円満な神の子のいのちが、自分の本当の姿だったんだ」と、魂で受け取ることが出来ました。白川さんはこう語ります。「人生、心の感じ方ひとつやで。神は必ず存在する。神の子の自覚を持って、本当の自分の姿を現せば、病気も悩みも、必ず消えるんや」と。白川さんは神に百%心の照準を合わせる生き方、神想観に専心しました。白川さんは仕事でも、必ず地域の役に立つように仕上げるようにしていますと、いい物件が益々入ってくるようになり、急成長しました。お母さんは「お前一人の力である筈がない。これ皆、神業や。それを忘れるな」と言ってくれました。
高知市の土居雅夫さん(株式会社・エナジオ代表)は、微生物の力で環境を浄化する仕事をしています。土居さんはこう語っています。「環境保全に携わっているので、周りの人からは『良い仕事をしているね』と言ってもらえるし、自分でも誇りを持っていました。しかし、ビジネスとしては難しく、中々先が見えてこない不安もあったんです」と。そんな時。生長の家に出会い、「人間神の子、無限力」「明るい言葉が、明るい運命をひらく」という生き方に加え、「天地一切のものを神のいのちの現れとして礼拝する信仰こそが、地球環境を救う」という教えに共感しました。「信じてやっていれば、自ずと結果はついてくる」と思えるようになり、不安がなくなり、実際に仕事が増えて、毎日ワクワクしながら仕事に取り組んでいます。
葛原先生は、出来る人の考え方や口癖の話をされ、言葉は創造力を持つことを強調されました。
葛原先生、田中会頭、ありがとうございます。