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生長の家栄える会通信
平成22年8月号 ○ 
 

ひたすら実相の完全さを観ず

会頭 田中 久雄■■

合掌、ありがとうございます。

猛暑厳しき折から、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。日頃は、栄える会運動に「挺身、致心、献資」の真心をもって、ご支援及びご協力を戴いておりますこと感謝申し上げます。

さて、8月17日、18日、19日、生長の家宇治別格本山において、「第55回宝蔵神社盂蘭盆供養大祭」が開催されます。ご先祖様に日々の御護りとお導きに、報恩感謝の誠を捧げる「霊牌供養」をさせていただきましょう。

今回、定期役員改選の実施方法が変わります。これまでの役員改選では、「総会」を開いて教区栄える会会頭を選出していましたが、この度の役員改選では、奈良教区の全栄える会会員の皆様からの郵送による投票をもって、栄える会会頭が選出されます。有権者となられる栄える会会員の皆様のもとに、選挙管理委員会から、投票用紙(候補者一覧)が送付されます。その候補者の中から1名を選んで、8月16日までにご返送いただくことになります。 これからの3年間、新たに、奈良教区栄える会を託すリーダー(教区会頭)を、栄える会の全会員によって、公明正大に選出しようという画期的な役員改選となりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

谷口雅春先生著の新版『栄える生活365章』に「ひたすら実相の完全さを観ず」(220頁)と題して次のように書かれています。

唯観(ゆいかん)実相――ただ実相の完全さのみを観ずべし。心を現象界の事物によって混乱せしむべからず、利欲の念のまじること最も悪し。しずかに実相を観じ、実相をみつめ、心をそのままにして、ひたすら心をそのままにして、ひたすら心を受身にもちて、実相よりの啓示に心をゆだぬべし。

すべての心に想うことは、それを現象界に具象化することになるのである。現象界の事物の変転に自分の想いを振り廻されているのでは、いつまでも現象界の悪い姿が、想念の力で悪循環していて、停まるところを知らない事になるのである。現象界の悪や不幸や損失を悪循環させないで、その循環を断ち切る道は、心の方向をクラリと向きかえて、実相の完全さを観ることにするのがよいのである。それが「みこころの天になるが如く地にもならせる」道である。いくら「みこころの天になるが如く地にも成らせ給え」と祈っても、「天」即ち実相の方に心を振り向けないでいては、天国が地上に顕現する筈はないのである。」

栄える会会員の皆様は、日々、三正行(神想観、聖経読誦・聖典等の拝読、愛行)の励行に努められ、日時計主義の生活(『生命の實相』第7巻27頁)を実践しつつ“自然と共に伸びる運動”を着実に展開してまいりましょう。

再拝

再拝    H
 

    
   

第36回・生長の家繁栄ゼミナールでの斉藤啓一先生の ご講演「喜びの人生とするために」(要旨)
文殊支部 汲田千穂子

 6月20日、奈良商工会議所において、経営勉強会が開かれ、25名が参加しました。

冒頭、田中久雄会頭が挨拶され、その中でヤマサ醤油が紹介されました。

ヤマサ醤油(千葉県銚子市新生町 資本金3億7500万円 売上げ505億円 12代目浜口道雄社長)は、1645年(正保2年)の創業以来、360年以上の醤油づくりを通して貫いてきた「品質本位」の理念のもと、数多くの商品を送り出してまいりました。

浜口梧陵(七代目は浜口儀兵衛)にまつわる逸話に「稲むらの火」があります。1854年12月24日夕刻にマグニチュード8.4の大地震が発生。大津波の前兆を感じた梧陵は、紀州廣村にある丘の上の稲むらに火を付けて目印にし、闇夜のなかで村人を救った。さらに浜口梧陵は地震後に私財を投じて高さ5メートル、全長650メートルの防波堤を建設し、徳積みをされました。

ヤマサ醤油は、1994年アメリカのオレゴン州にしょうゆ工場が完成・稼働し、国内はもとより世界に向けてのグローバルな取り組みも進行しています。 ヤマサ醤油の経営理念は、「社会に存在価値のある企業」であり、業界首位のキッコーマン醤油の追撃に余念がないです。「社会の変化・要求に対応できない企業は存在価値を失う」というのが浜口12代目社長の持論であります。 時代の流れへの敏感さと使命感は、浜口梧陵以来の伝統になっているようです。

 教化部長・葛原敏雄先生のご講話の要旨は次のようでした。

 会社の繁栄も自他一体の考えを持つこと、「共存共栄」で同業者も繁栄したら良いと考えることが大切です。自分だけの会社の繁栄は続きません。倒産するにはそれなりの原因があります。そのことにも感謝して反省することです。感謝していれば、感謝に値するものが必ず出てきます。

 信仰には「直心(じきしん)」、素直であることが大切です。やっただけのことが出てくるのです。「蒔いた種は生える。蒔かぬ種は生えぬ」です。それが“現象顕現の法則”です。「人々の利益のために奉仕する愛行」を実践すれば、それが「蒔いた種」となり、やがて発芽して、自分の実生活にも豊かな富が実現することになります。

 「現実にはまだ完全ではない」ことも多い、しかし既に完全であると毎日祈り言葉の創造力で、明るい心で努力すると、知らず知らずと完全さが顕われてくるでしょう。苦しい時こそ、今日一日だけでもの心で神の御心に合わせたいものです。

信仰とは自分がこの世で何が出来るか、それを見つめて実行することです。まことにシンプルなものです。

 更に繁栄の体験者の実例を資料にもとずいてお話下さいました。

 大阪市の白川靖洋さん(白川工務店代表)は、父の仕事を継ぎ社長に就任しましたが、バブル崩壊後の市況は厳しく、過労とストレスで一睡もできず、呼吸も普通に出来なくなる程心身のバランスを崩してしまいました。そんな時、姉に連れられて宇治別格本山の練成会に参加し、人生が一変しました。今まで気力・体力には自信があった白川さんは、心のあり方まで鍛えることはありませんでした。人に対する思いやお金の不安で、心がバラバラになっていたことに気づきました。「しかし、人間の実相とはそんなものじゃない、完全円満な神の子のいのちが、自分の本当の姿だったんだ」と、魂で受け取ることが出来ました。白川さんはこう語ります。「人生、心の感じ方ひとつやで。神は必ず存在する。神の子の自覚を持って、本当の自分の姿を現せば、病気も悩みも、必ず消えるんや」と。白川さんは神に百%心の照準を合わせる生き方、神想観に専心しました。白川さんは仕事でも、必ず地域の役に立つように仕上げるようにしていますと、いい物件が益々入ってくるようになり、急成長しました。お母さんは「お前一人の力である筈がない。これ皆、神業や。それを忘れるな」と言ってくれました。

 高知市の土居雅夫さん(株式会社・エナジオ代表)は、微生物の力で環境を浄化する仕事をしています。土居さんはこう語っています。「環境保全に携わっているので、周りの人からは『良い仕事をしているね』と言ってもらえるし、自分でも誇りを持っていました。しかし、ビジネスとしては難しく、中々先が見えてこない不安もあったんです」と。そんな時。生長の家に出会い、「人間神の子、無限力」「明るい言葉が、明るい運命をひらく」という生き方に加え、「天地一切のものを神のいのちの現れとして礼拝する信仰こそが、地球環境を救う」という教えに共感しました。「信じてやっていれば、自ずと結果はついてくる」と思えるようになり、不安がなくなり、実際に仕事が増えて、毎日ワクワクしながら仕事に取り組んでいます。

 葛原先生は、出来る人の考え方や口癖の話をされ、言葉は創造力を持つことを強調されました。

 葛原先生、田中会頭、ありがとうございます。

 
経営勉強会 年間スケジュール
月日 時間 会場 月日 時間 会場
8月22日(日) 14:00-16:00 奈良商工会議所 12月は休会
9月12日(日) 14:00-16:00 春日野荘 1月23日(日) 14:00-16:00 奈良パークホテル
10月24日(日) 14:00-16:00 奈良商工会議所 2月6日(日) 14:00-16:00 未定
11月14日(日) 14:00-16:00 奈良商工会議所 3月20日(日) 14:00-16:00 未定

副会頭・熊鷹支部 辰巳満里子○

第36回・生長の家繁栄ゼミナールでの斉藤啓一先生の ご講演「喜びの人生とするために」(要旨)

 

 6月11日、フラワリッシュ道場で環境勉強会は開かれ、73名の方が参加されました。

 冒頭、田中久雄会頭より、5月25日の谷口雅宣先生のブログが紹介されました。自然の摂理として自然は多様性を求めている、それなのに人間の利己的な利益追求で、自然の多様性を破壊している、今こそ自然に対して四無量心をという内容でした。

 教化部長・葛原敏雄先生が谷口雅春先生のご著書『心と食物と人相と』をテキストにお話し下さいました。主として肉食についてどう考えるかをテーマにされました。はじめに、釈尊が肉食に対してどういう態度をとられたかについてです。「釈尊も、本来、僧たる者は動物を食しないのだけれども、供養された食物である場合には、それを殺生とみないでそこに『供養の愛念』をみて、仏の慈悲というものが食物としてそこに姿を現わしているものだとして、拝んでいただくということを許されたのであると思う。生長の家もそういう立場から、献げられた場合には、それが肉食であっても、「懺悔の心を起し、その犠牲に対して『すみません。この供養の食(じき)を受ける限りは、この身を無駄に費やすことなく、供養の恩に報いるために人類の幸福のために尽させていただきます。ありがとうございます』と、あやまり、あやまり感謝して食べるというならば、殺生の業の循環が少なくなって、肉食もまた許される」と説かれています。谷口雅春先生は「肉食はただ人類の習慣であるに過ぎない。そしてあまり良い習慣ではない」と言われます。(74頁)

 更に、谷口雅春先生は「肉食をするということが、それだけ人間の容貌を肉食動物化した容貌に変化しつつあるということは、人相の上から言っても、それだけ人間の残虐性を発達せしめつつあるということが言える」(81頁)とご指摘下さっています。葛原先生は、人が何を食べているかで、人相ができる。古来の日本人のおだやかな性格は肉食をせず、身土不二の適応食をとっていたからと言われました。谷口雅春先生は、肉食動物は「ライオンや豹のように丸顔になってくる」「近代の美人というのは、丸ポチャの美人であって、それは肉食の業果が顔に現われている」(80頁)

 谷口雅春先生は、世界平和と食べものとは切り離せないと次のように述べておられます。

「人類に物質的欲望が発達してくるほど、物の争奪戦が起ることになる。いま、世界はいかにすれば平和がもたらされるかという事が問題にされているのですが、その根本的解決は、『動物を平気で殺して食う』ことを恥ずかしいと思うようにならなければならないのであります。人間の性格が食物によって、このように変化せられるということが明らかになると、人間を一層物質的に貪欲ならしめる傾向を与える肉食をやめなければ、物質や領土の争奪戦もやまないことになることも明らかです。」(81頁)

 葛原先生は、口蹄疫の問題にも言及補足され、環境問題としての肉食の様々な弊害に触れられました。

 谷口雅春先生は、魚を食べることについても触れておられます。「稚魚の間は、殺されても痛くないように痛覚神経が発達していない・・その魚が、非常に大きく生長して、死をおそれ、痛みを強く感ずる時代に捕獲してたべる事は、なるべく差し控えるがよいのであります。」(88頁)

 植物の方は痛覚神経が無いから、「それを食べるということは決して残忍ではない」「ただ人間側において、この犠牲に対して、それをできるだけ生かすように、感謝と懺悔の心を必要とする事はいうまでもないのであります。」(89頁)

 最後に、葛原先生は動食物を頂く食事が、合掌に始まり、合掌に終わる、感謝と懺悔の厳粛な神聖な行事です。その意味は、谷口雅春先生の以上のご文章を熟読すれば、自ずから明らかですと、ご指摘下さいました。

 次に葛原先生は、谷口雅春先生の『真理』第4巻の第12章「言葉は如何にして運命を創造するか」をテキストにして、コトバを出したら、そのコトバ通りに心を変えていくものである、それが「現象顕現の法則」です、と教えて下さいました。例えば、「幸せだなぁ」と宣言し口癖にしたら、心は幸せになっていくものなのです。「一切の事物の本源はコトバです」「『コトバは神と偕にあり』とヨハネ伝にありますように、『神』即ち『普遍的叡智心』のあるところ必ずコトバ即ち『想念』が起り、想念が資材となり、構想力となり、原動力となって、『一切の現象展開して万物成る』(『甘露の法雨』)であります。」(179頁)

 葛原先生は、目覚めたら朝一番にまず「ありがとうございます」「私は幸せです」など、神の言葉を唱えて下さい、明るい感謝の言葉を唱えたら、その日一日はきっと良い日になります。良きコトバの波動で、家庭が地域が、職場が、浄化され清まっていきます。是非実行して下さいと協調され、良きコトバを参加者一同で唱和致しました。 葛原先生、ありがとうございました。(文責・汲田克夫)

      発行人 会頭 田中久雄   編集人 相談役 汲田克夫  
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